離婚で子どもと離れたくないときの対処法
■養育権は妻に行きがちだからこそ
夫婦関係が冷え切って離婚となっても、子どもとは離れたくないというパパも少なくありません。
もっとも、いずれと子どもが暮らすかを弁護士を通じて話し合ったり、裁判などになったりした際、子育てのことを考えると妻に養育権がいきがちです。
親権は父親なのに、実際に一緒に暮らして養育するのは母親である妻となってしまうケースもあります。
父親が親権も養育権も獲得できるのは、妻が子どもを虐待しているようなケースや、生活が乱れていて、とても養育できなよいようなケースに限られることが少なくありません。
どうしても子どもと暮らしたい、シングルファーザーとしてしっかり育てていきたいという場合、どうすればいいのでしょうか。
■妻の非を明確にしよう
離婚の原因が妻の浮気であったとしても、必ずしも、父親が子どもと暮らせるとは限りません。
弁護士が、「浮気相手とは別れて、離婚後は仕事を見つけて子育てをしっかり行うと改心している。」と主張したり、「不倫に至ったのは、そもそもご主人が家庭を顧みなかったからだ。」など、妻が不倫した原因を夫のせいにして、養育権を獲得しようと主張したりしてくることがあるからです。
さらに「父親は仕事が忙しく、子どもとの時間が取れない。」などと主張されれば、立場も弱くなります。
自分の立場を有利にするには、いかに妻が不誠実であったかを立証することがポイントです。
自分はしっかりと夫として父親としての役割を果たしていたのに、浮気をし続けていたという証拠を押さえておきましょう。
■離婚に踏み切る前に浮気調査を
いざ離婚を切り出し、親権や養育権をめぐって揉める段階では、妻も子どもとは離れたくないと、浮気相手との関係を解消したり、会わないように行動を控えたりします。
離婚条件を夫有利にするためには、話を切り出す前に秘密裏にリサーチをしておき、記録や証拠を残しておくことが大切です。
夫も子どもも留守の間に横浜の自宅に浮気相手を連れ込んでいた、夫が出張している際に子どもを実家に預けて、浮気相手と箱根の温泉に旅行に行っていたなど、子どもの気持ちや生活を顧みないような不誠実な行動をしていないか調査してもらい、日付などとともに、浮気相手と一緒にいる写真などを記録してもらいましょう。
現場を押さえた写真と不誠実すぎる不倫の事実を立証することで、母親としてふさわしくない、妻との生活は子どもに悪影響を与えるとして、親権も養育権も獲得できるかもしれません。